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機械式腕時計の試着のマナーを時計選びのプロが解説

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腕時計は試着するべきだ。

 

ということで、いざ、店舗へ。

 

時計売り場ではふつう、時計は施錠されたケースにディスプレイされている。

 

実物を見るには、取り出してもらう他ない。

 

店員に「これ試着して良いですか?」と聞くことになるが、多少勇気が要る。

 

洋服を試着するよりもずっとハードルは高い。

 

決定的に違うのは、試す物の価格が高額である点だ。

 

試着は自分なりの点検ポイントを見ていく作業。

 

落ち着いて、店の雰囲気や店員に流されることなく、冷静に行いたいものだ。

 

そのためには「店員との信頼関係」を築いておくことだ。

 

端的に言えば「この客は持逃げをしないか」と店員は常に注意を払っている。

 

高価な物だから当然だが、店員にそう思われているかもしれないと思いながら試着するのでは、どうも客側が落ち着かない。

 

そこで筆者は試着の際、必ず自分の腕時計を外して、必ず店員が出したジュエリートレイの上に置くようにしている。

 

これで客側から持逃げリスクに対する担保を提供したことになる。

 

店員は接客に、客は試着に集中することができる(※後ろから自分の時計を盗まれないように)。

 

それとマナーも大事だ。

 

たとえば、いきなり売り物の時計をスマホでパシャっと撮るのは良くない。

 

筆者の経験では撮影禁止のショップは稀だ。

 

しかし禁止かどうかにかかわらず、きちんと断ってから撮るのが大人のマナーだ。

 


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