しろくま腕時計紹介店

高級ブランド腕時計の魅力をウオッチコーディネーター(日本時計輸入協会認定)が発信。時計ブランドの哲学や時計のコンセプトを分かりやすく紹介。腕時計選びに特化したブログ。

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実機レビュー【パネライ】ルミノール ブルーマーレ 44mm PAM01085~時計屋放浪記~

(時計屋という聖地へ 一本を求め 次の一本を求め さまよう

しろくま腕時計紹介店の 時計屋放浪記 ~♪)

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Luminor Blu Mare - 44mm

パネライ ルミノール ブルーマーレ 44mm PAM01085

PANERAI LUMINOR BLU MARE - 44MM PAM01085

基本スペック(パネライ公式HPより引用)

ムーブメント 手巻きメカニカル、P.6000 キャリバー、径15½リーニュ、厚さ4.5mm、19石、振動数21,600回/時。インカブロック®耐震機構。3日間のパワーリザーブ、1バレル。構成部品110個

機能 時、分、スモールセコンド

ケース Diameter 44mm, AISI 316L polished steel

ケースバック Brushed steel

文字盤 ブラックに夜光アラビア数字とアワーインデックス。9時位置にスモールセコンド。

文字盤 Blue sun-brushed with luminous Arabic numerals and hour markers. Small seconds at 9 o'clock

防水機能 "10気圧(100m)"

ストラップ カーフ ダークブルー, ベージュ ステッチ, 24/22.0 スタンダード  サイズ

価格 67万1000円(税込)

手続をすれば保証期間は8年になる(Pam.Guard)。

さて、今回とある正規店に行ってみると、話題のルミノール・ブルーマーレを発見。

店員さんによると、そもそもパネライ自体球数が少ない上に、ブルーマーレ自体の入荷はあるが直ぐに売れてしまうと言う。現時点では日本の正規店をトータルしても両手で数える程度しかないんだとか。

今回たまたま店頭にルミノール・ブルーマーレが並んでおり、幸運にも試着の機械を得た。

細かいレビューは措いて、先に個人的感想から言おう。

「カッコいい」

「欲しい」

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筆者はパネライを購入したことはないが、いつか欲しいとは思っているブランドではある。なぜかと言うと、似たり寄ったりの時計が溢れる中で、パネライにしかない「オリジナリティ」を貫いているところが良い。

時計選びには「好み」「直感」も大事だが、人それぞれの「軸」というものあると思う。筆者で言えば「個性」を一つの軸に据えている。どこからどう見てもパネライだと分かる、そんなブランドは数えるほどしかない。しろくま腕時計紹介店さんは、やっぱり、しろくま腕時計紹介店さんだよね。唯一無二だよね。そんな存在になりたい。当然、他人の個性も尊重していきたい。個性が伸び伸びと活かせる社会が理想。「個性」は筆者の人生を通して考えたい一つのテーマであり、そんな考えが筆者の時計選びにも表れているのかもしれない。

話が逸れた。話を戻すと、筆者がパネライを購入する決断にまで至っていないのは、どうしても見た目の割に価格が高い気がしていたから。

見てのとおり、ケースの仕上げは一級品と言って良い精度で加工されているし、ダイヤルの出来にも特に文句はないし、視認性も防水性も高い。ただ、、、ただ100万円出して買うのか?と言われると。勿論あり得る選択だが、その価格帯だったら他の時計も気になるなぁと躊躇が生じてくる。

この点、パネライにおいて、100万円も出さずとも手に入るいわゆる「ロゴ」と呼ばれる種類がある。

パネライは「サンドイッチ構造」つまり夜光塗料が塗られた板にアワーインデックスやブランドネームをくり抜いたダイヤルを重ねて作られている。サンドイッチ文字盤の場合「6」の数字のさいごの止めの部分がくっつかない形になる。一方「ロゴ」の方はそういう意味での凝った構造になっていない(外装以外にも当然違いはある)。

大多数のパネリストたちは「サンドイッチ構造を持つダイヤルこそが正当なパネライ」だと考え、「ロゴ」の方は言ってしまえば亜流だと考えているかもしれない。

こうして「パネライは欲しいけど高いよなぁ。でも『ロゴ』を買うのもちょっとなぁ、、、」という悩みが生じてくるのである。

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しかし、そんな中でリリースされたルミノール・ブルーマーレ

見てのとおり「ロゴ」モデルであり、サンドイッチ文字盤ではない。ルミノール・ブルーマーレのアワーインデックスは、彫って窪みをつくり、そこに夜光塗料が流し込まれる形になっている。

だが、「6」の数字のさいごの止めが離れている点及びインデックスが窪んでいる点ではサンドイッチ文字盤とデザイン上の大きな違いはない。

アワーインデックスの作りとして、彫って夜光塗料を流し込むのと、非ロゴパネライのように板を重ねて作るのと、両者の間に構造上の優劣があったとしても、文字盤上での見え方はほぼ同じ。正直どっちでも良い話と言って差し支えないと、筆者は思う。

重要なのはパネライらしいデザインであり、本作でそれは十分に感じられる。

ここまで割とどうでも良い話を述べてきたが、とにかく注目は「ロゴ」に「ブルーダイヤル」が登場したという一点。


PANERAI LUMINOR BLU MARE 44MM PAM01085 パネライ ルミノール ブルーマーレ 実機リストロール

上記のYouTube動画も是非観てほしいが、理屈抜きでブルーダイヤルは綺麗だ。

パネライと言うと落ち着いたブラックダイヤルのイメージだったが、このブルーこそ、実はパネライの本質を最も際立たせるカラーリングではなかろうか。それに単なるブルーではなく、サンレイ加工が施されており、光の強さや当たり方で表情が変化する様は、太陽が海水面を照らすが如し。

まさに、ブルーダイヤルと、海をコンセプトにしたパネライとが組み合わさることで、大海原を吹き抜ける風を全身に受けているような「爽快感」が得られる。

なお、ブルーダイヤルは非ロゴのルミノールに以前から存在していたが(Luminor Marina - 44mm)、やっぱり価格が高くて手が出しにくかった。

今回「ロゴ」に「ブルーダイヤル」が登場したのは、朗報以外の何物でもない。

直径44mmのサイズ感は、まさにパネライらしい。小ぶりなパネライも人気だが、やっぱりパネライの王道をいくなら44mm以上を狙いたい。

44mmなんてデカくて着けにくいんでしょ?いや、実は着け心地も良い。ちょっと表現が難しいが、腕に「しっかり乗る」という感じだ。

ルミノール・ブルーマーレ。筆者も試着前から気になっていたが、筆者を含めパネライの購入に至らなかった潜在ユーザーにとっては、実に興味深い一本だとおもう。

この内容で「67万1000円」(税込)。

買うのか、買わないのか?

そういえば最近仕事がんばっているよね?

もちろん今後もがんばるよね?

なら、たまには一本買っていいよね?

購買意欲を掻き立ててくる絶妙な価格設定だな~。

 

(参考ウェブサイト)

  1. パネライ ルミノール ブルーマーレ-44mm ロゴの2020年新作が登場(編集部撮り下ろし) - HODINKEE Japan (ホディンキー 日本版)

  2. パネライ、創業時のスピリットを強調した良作「ルミノール ブルーマーレ - 44mm」 | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

  3. パネライは、創業時のスピリットを強調した新しく特徴的な手巻きのルミノールを発表~「ルミノール ブルーマーレ - 44mm」の登場! | NEWS | WatchMediaOnline(ウォッチ・メディア・オンライン) 時計情報サイト

  4. 【パネライ】ルミノール ブルーマーレ-44mm | 時計Searchサーチ

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