はじめに
2022年3月、ルイヴィトンよりトランク&バッグのイベント(神戸Kiito)に招待いただき、その際にオーダーしたコフレ8モントルが遂に届きました。購入の経緯、理由、実物の感想などを記していきます。
コフレ8モントルとは?
時計が8本収納できるルイヴィトンの時計ケース「コフレ8モントル」。
基本的なラインナップは次の四つ(2023年6月現在)。
画像引用元:コフレ 8 モントル モノグラム|ルイ・ヴィトン 公式サイト - M47641
購入までの経緯
以前からルイヴィトンの時計ケースの存在は心の隅で気になっていました。
2022年1月にいきつけの百貨店にあるルイヴィトンにふらっと立ち寄った時のこと。
その日は、別の方に納品予定というモノグラムキャンバスの裏地レッド(前掲画像の右上)が偶然あり、実物を拝むことが叶いました。
初めて見た実物のコフレ8モントルは宝箱感満載の素晴らしいものでした。
ただ私は既に時計ケースを持っていましたし、それに不満があるわけでもなく、そしてコフレ 8 モントルは時計ケースにしては高額ですし(当時約90万円)、その時は購入には至りませんでした。
話の中で担当の方から近々トランク&バッグのイベント(2023年3月於神戸Kiito)があり、LVの珍しいトランクやバッグが一堂に会します!とのご案内をいただきました。
私自身、ルイヴィトンのイベントに参加したことはなく、どんなものか分かりませんでしたが、こんな機会でもなければイベントとは無縁だろうと思い、参加させていただくことに。
イベント当日、広い会場はルイヴィトン一色に染まり、圧巻でした。
来場者も、如何にも富裕層という感じ(私は違いますが)。
見たこともない珍しいトランクやバッグの数々が随所にディスプレイされており、ルイヴィトンの世界観を肌で感じることができました。お値段も予想の一桁上をいくような、これがセレブの世界なんだなと。
百貨店からLV担当者様もわざわざ神戸の会場まで来てくださり、丁寧にアテンドしていただきました。
会場にはもちろん、お目当てのコフレ8モントルもありました。
コフレ8モントルはパターンオーダーができるということで、試しに様々な組み合わせを専用の端末からシミュレーションしてくださいました。特に裏地の色の選択肢は豊富で驚きました。
また、LVのペインターによる、ペイント作業の実演もありました。
購入者が希望したイメージに沿ってトランクに絵を描いてくれるものです。私が実演を拝見した際は、飼い犬らしき犬の姿をトランクに描いていました。流石プロだけあって、その出来栄えは感動もの。ルイヴィトンみたいな巨大なブランドが、手作業で製品に手を加えているイメージは湧きにくいですが、本当に職人さんが手作業で描いているのです。
会場を一通り回り、休憩スペースに案内され、ご丁寧にドリンクまでいただき、私の机の上には展示されていた時計ケースをいくつか置いてくださいました。それを眺めながら、ルイヴィトンの世界に引き込まれていくのでした。
私のオーダー内容
そして、話が飛びますが、私の時計ケースのオーダーが始まりました。
いわゆるパターンオーダーです。
表地(素材)
柄と色が選べます。
モノグラム・キャンバスなら、ブラウンかブラック。
ダミエなら、ブラック。
ブラックのモノグラム・キャンバスや、ダミエも締まっていい感じでした。
私は伝統的なモノグラム・キャンバスのブラウンを選択。
ルイヴィトンの製品として、私はビジネスバッグ(エピ)や財布(ダミエ)など持っていますが、モノグラム・キャンバスはこれが初めてでしたので、ある意味新鮮でした。
縁取り(トリミング)
トリミングはヌメ革で仕上げられています。
色はブラウンとブラックから選べました。
ブラウンのモノグラム・キャンバスにブラックのトリミングの組み合わせは、既製品にはない仕様で惹かれました。
私は表地の色調との統一感を重視して、ブラウンを選択。
結局、ケースの外観は、レギュラーモデルと同様のオーソドックスな仕様に決まりました。
金具
たしか色はゴールドとシルバーから選べたと思います。
私は華やかなゴールド色を選択。
裏地(ライニング)
パターンオーダーの最大の魅力は何でしょうか。
それは裏地の豊富なカラーバリエーションでしょう。
レギュラーモデルにはないオレンジやイエローなんかも素敵でした。
オーダーするなら裏地の色は重要なポイントになると考えていました。時計ケースを開いたときの高揚感を想像して、心が弾む色を選ぶことに。
私は直感でターコイズを選択しました。
昨今、ターコイズカラーは時計界で一躍ブームとなりましたが、流行りとは関係なしに、個人的に好きな色です。ブルーでもない、グリーンでもない、両方の良い所をミックスした色調。パーッと明るく見えますし、華やかさがありますよね。
ペイント
職人さんによる実演を見て感動していた私には、ペイント無しという選択肢はありませんでした。
ただ、ペイントは一度入れてしまうと後戻りができません。ずっとそのペイントと付き合っていくことになります。何を描いてもらうか、どのくらいの面積で描いてもらうか悩みました。
最終的には、私自身の分身でもある、しろくま腕時計紹介店のクマのロゴを描いてもらうことにしました。
当初は大きめに描いてもらう案もありましたが、できるだけ伝統的なモノグラムキャンバスを大切に、いかに調和できるか考えました。
すると、モノグラムキャンバスの中に丸い形をした部分があることに気付きました。
この丸い形の中に、丸いクマのロゴを入れたらどうか、、、我ながら妙案でした。
ペイントはモノグラム・キャンバスに溶け込むように描いてもらいたいと注文しました。
納品
時計ケース自体は2023年1月に店舗に納入され、そこからペイントの作業工程に出されました。
ペイントには半年かかるということでしたが、4ヶ月程度で仕上げていただけました。
納品連絡を受け、ルイヴィトンの店舗へ。
美味しいミネラルウォーターを出していただき、待ちに待ったコフレ8モントルとの対面。
オーダーしたものが形になると嬉しいものですね。納品に至る体験も含めて、いい思い出にもなりましたし、店舗に売っている既製品を買うのとはやはり感動が違います。
YouTubeに開封動画をアップしました。
時計ケースが必要な理由
そもそも時計ケースは必要なのか?
皆さんはいかがお考えでしょうか。
私自身、当初は時計ケースを持っておらず、平置きしたり、時計スタンドに置いていました。
しかし、少しずつ時計が増えていき、置き場所がなくなってきました。
たまにしか使わない時計にホコリが被ったり、時計スタンドが何かの衝撃で倒れたりしないか、災害等があったときにどうやって持ち運びするか、などの心配も出てきました。
そうすると、やはり箱に収納しておくのが、保管上最適であろうと結論しました。
また、時計ケースは、単なる収納具であるだけでなく、コレクションを眺めて楽しめる効用もありますよね。
私が初めて購入したのはD.D.All wood製の5本収納ケースでした。
価格は当時15,000円くらい。作りはしっかりしていて、シンプル、高級感もありました。インスタグラムでたまに時計ケースも投稿していましたが、箱を褒めていただけることも少なくありませんでした。時計ケースはこのくらいの価格でも十分に優れたものがあるということです。
その後、また時計が増えたので、同じ5本収納ケースを一つ買い足し、更に同ブランドの10本収納ケースも買いました。
ルイヴィトンを選んだ理由
これまでは時計を買うことが優先されて、ケースにこだわる発想に至りませんでした。手持ちのD.D.All wood製のケースは良かったですし、全く不満はなく、素晴らしいコストパフォーマンスだったと思います。時計収納の必要性を満たすだけなら、これで十分でしたね。
しかし時計を買い集め、実用する過程で、自分の好みや、自分流の良し悪しの判断基準が徐々にできてきました。現状、満足のいく時計コレクションが出来上がっていることもあり、今までのようなペースで時計を増やしていくより、所有する時計を厳選して、大切にしていきたいと思うようになりました。
そこで「一生モノとするに相応しい時計ケースにコレクションを納めたい」という気持ちが芽生えてきました。
ルイヴィトンの時計ケースは、インスタグラムなどで時々拝見する機会があり、その華やかさに惹かれるところがありました。
ルイヴィトンは元々トランク製造から始まったブランドですから、ブランドの中でもトランクは特別な存在だと考えられます。時計ケースもトランクの一種であり、将来にわたり永く所有する価値があります。
そんなルイヴィトンのコフレ8モントルは、厳選された時計コレクションを納めるのに最適に思いましたね。
そして、コフレ 8 モントルは8本収納というのもミソです。
時計が10本、20本とあると、使わないものもでてきますよね。飾って眺めるだけでなく、やはり時計はファッションアイテムとして実用したいです。8本は、日常ローテーションさせる本数として丁度よいのではないかと思いました。収められる枠=所有できる本数をコフレに合わせて決めておくことで、時計が無計画に増えることもなくなる、はずです。
コフレ 8 モントルを使ってみた感想
素晴らしい一日のはじまりを演出してくれる
ここからは、実際にコフレ8モントルを使い始めて感じたことを記していきます。
まず、毎朝、時計ケースを見て「これエエなぁ」とつぶやくのが一日の始まりです。
眠いな~、だるいなか~とマイナスの言葉から一日が始まっていませんか。
ルイヴィトンのトランクは不思議なもので、無造作に置いてあるだけでも、ただものではないオーラを放つんですよね。
その箱を開けると、華やかなターコイズカラーが広がり、素晴らしい時計を整然と並べて見せてくれます。
素晴らしく前向きで明るい朝のルーティンです。
これが残りの人生で毎朝続くと考えれば、決して高い買い物ではなかったと思います。
時計の保管に問題なし
箱の横幅は35 ㎝、奥行きは19.5 ㎝で、大きさは問題ないと思います。
時計の枕がやや幅広に設計されているので、一本一本の並びにゆとりが感じられます。
枕や蓋の裏地はマイクロファイバー製で柔らかいです。
時計の蓋の裏に丸い跡が付いていることから、蓋の裏が時計の風防にぴったり着き、蓋を閉じて収納している間、時計をしっかホールドしてくれていることが分かります。
蓋には鍵も付いているので安心です。
収納トレイを外すと、底に空間があるので、何か入れておくこともできます。私は乾燥剤を入れておきました。
コレクションの写真が映える
コフレ8モントルに収めたコレクションを撮影すると、ターコイズの明るさもあり、写真として映えます。
インスタグラムで投稿した際、少なからぬ反響をいただき、ターコイズの裏地は好評でした。
金具のシール痕
納品まで金具には保護シールがついていました。
金具を輸送時の傷から守ってくれていたわけですが、おそらく長期間シールがついたままになっていたことから、剥がした時に気になる跡が残ってしまいました。
金具の磨きはルイヴィトンでアフターサービスとして対応いただけるそうなので、そこまで気にすることはないでしょう。
おわりに
以上、ルイヴィトン・コフレ8モントルの購入経緯、購入理由、実物の感想などを記してみました。
コフレ8モントルを購入する前に、ネットで色々と情報を調べていましたが、なかなかコフレ8モントルに関する記事が見当たらず、生の声も拾えなかったので、意外と情報が少ないと感じていました。
本ブログがコフレ8モントルの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
インスタグラムにもたまに投稿していきます。
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