Yahoo!ニュースを見ていたら
「高級腕時計」がモテると思っている「昭和の価値観」の残念な男たち
という記事があった。
面白い内容だったので少し紹介しよう。
・・・以前、婚活中の男性でモテたくて、気になる女性とのデート前に奮発して50万円前後で高級腕時計ロレックスを購入していた方がいらっしゃいました。しかし、その女性とはうまくいきませんでした。
それ以外の女性も、別に高い腕時計をしているからといって彼に興味を持ちません。それどころか、好印象を狙って50万円で時計を買ったことに対して呆れる女性ばかり。・・・
早速横道に逸れるが、50万円前後のロレックスというとオイスターパーペチュアルだろうか。
さて、「好印象を狙って50万円で時計を買ったことに対して呆れる女性ばかり」から推測すると、この男性は女性との会話を盛り上げようと、
「おれ!モテるために最近奮発してロレックス買ってみたぜ!」
などと言ったのかもしれない。
モテるために高級腕時計を買ったという彼が親しい友人や自分の後輩なんかだったら、
「カワイイやつだな~」
となるかもしれない。
しかし、そんな話を婚活中の男女の会話で、しかも聞かれてもないのに男の方から突如として切り出してきたとすれば、大抵の女性はかなりひくと思う。
「いやいや、ロレックス着けたらモテるって短絡的だな。というかバカなのか?こんな頭の悪いやつと一緒になりたくない・・」
言われた女性の胸中を察すればこんなところか。
高級腕時計を買うこと自体は、それぞれの人の考え、趣味だ。
外野がとやかく言うことではない。
しかし婚活の場で、男が女に高級腕時計をひけらかすということになってくると別の話だ。
節操がない。
どうしても社会的優位性、ステータスを誇示したいと思ってしまうのが男のサガというものだ。
それくらいの気概があるに越したことはないが、品を保つこともまた重要だ。
職業・役職や交友関係といった点でステータスを誇示してくる人とは中々打ち解けられそうにない。
高級腕時計はステータスを示す小道具にもなるが、それを「これから仲良くなっていこうという間柄」で自慢したりするのは違う。
「能あるジェントルマンは腕時計を隠す」
語る必要はない。
ピシッと決まったジャケットのシャツの袖に収まって、時折チラッと品の良い顔を見せる程度がちょうどよい。