FORZA STYLE【腕時計羅針盤】
ある日のYahoo!ニューストップページに筆者のリストショットを発見。
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「腕時計羅針盤」
に筆者のインスタ(@shirokuma_watch_japan)を取り上げていただいた。
FORZA STYLE様、Captain RY様、ありがとうございました。
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「日本人が意外と知らない」世界が憧れる日本の高級時計ブランド3選 | FORZA STYLE|ファッション&ライフスタイル[フォルツァスタイル]
「シチズン」の新作 キャリバー0200!
RY様の記事に「今年(注:2021年)の時計界において間違いなく注目すべき一本」とあるように、高級機械式時計に参戦してきたシチズンの今後から目が離せない。
なお、筆者も現在まで二本の記事を書いているのでご参考まで。
- 国産ラグスポ発売目前!【ザ・シチズン】メカニカル Caliber0200 について - しろくま腕時計紹介店
- 購入レビュー!ザシチズン メカニカル Caliber0200は傑作確定!青ダイヤル NC0200-81L を評価 - しろくま腕時計紹介店
Yahoo!コメントをチェック
RY様の記事は、シチズンの他、オリエントスターとグランドセイコーを紹介している。同記事はYahoo!ニュースに上がってきていたので、Yahoo!コメント(以下「ヤフコメ」)がたくさん。記事自体へのバッシングが一部見られたが(笑)、筆者の写真(キャリバー 0200)についてのコメントは一つも見当たらず、、残念。
shi*****
昔、長年ロレックスが欲しくて欲しくてついにおもいきって買いに行った。しかし、隣のコーナーにあったグランドセイコーに目をうばわれてしまって結局グランドセイコーを購入。20年以上愛用しています。
ロレックスに長年憧れていたのに、グランドセイコーを選んだというエピソード。憧れは、憧れのままで、、、というよりは、この方の場合、単純にグランドセイコーの魅力が優ったのだろう。ロレックスと顧客を奪い合えるグランドセイコーは日本の宝。
sup*****
日本の腕時計はパーツ保持期間が短い。
図面を残して「お孫さんの代になっても修理をお受けできます」としなければ高級腕時計とは言えない。
モノを作る能力が高いのに、ブランドを作る能力が無いのはストーリーに無頓着だから。
このコメントをはじめ、修理体制への不満、不信を述べるコメントが多数見られた。スイスの雲上ブランドが雲上である所以は、まさに親から子へ、子からその子へ、と何世代にもわたって機械式時計を受け継いでいくという理想を叶えるために、実際にアフターサービスを整え、そして公に永久修理を宣言しているところ。単に値段や品質が高いものを作れば良いという姿勢で止まっていたら、いつまで経っても「惜しいブランド」から抜け出せないだろう。
シチズンの公式サイトには次のQ&Aがある。
https://citizen.jp/faq/detail/id7
ご質問
古い時計の分解掃除(オーバーホール)は出来ますか?回答
古い時計の場合、交換部品がなくて修理できない場合もありますので、シチズンカスタマーサービスお客様修理受付係にご相談ください。 交換部品の保有は生産終了後7年間です。 腕時計の修理に関してのご相談 シチズンカスタマーサービスお客様修理受付係※分解掃除では機械を分解、洗浄し調整を行いますが、劣化部品がある場合は、時計が正常に動作するようにその部品を交換します。
生産終了後7年経過したら修理できなくても文句を言わないでね、と抗弁するための布石か。筆者が購入したザシチズンのキャリバー 0200は10年後、20年後、ちゃんと修理してくれるだろうか。その時にザシチズンの真価が分かるだろう。
ouc*****
ザシチはレクサスとかグランドセイコーみたいにブランド名変えてみたらいいのに。シチズンって高級なイメージないもの
これがシチズンの喫緊の課題。
「シチズン」というブランドは知名度は抜群だが、反面、安い物から高い物まで、置き時計から最新のソーラー腕時計まで、子どものおもちゃみたいな腕時計から高級腕時計まで、いかんせん種々雑多なものが含まれ過ぎている。
したがってブランドに対して抱くイメージは、余りにぼやけてしまっている。シチズンの中の人は誰もそんなふうに思わないのだろうか。今の状況はブランド戦略として致命的だと思うのだが。
筆者はザシチズンの2021年新作キャリバー0200を購入したが、別にシチズンのファンというわけではない。新作の出来が良くて購入しただけ。良いモノを作るのは得意。でもファン(中毒者)をどうやって増やしていくかも同じくらい真剣に考えないといけない。
国産時計の雄セイコーからグランドセイコーが独立して大成功を収めたわけだから、良い行いはどんどん真似をしていくべき。
ザシチズンも少なくともシチズンから独立して、独自の路線を明確に打ち出さなければ。セイコーの二番煎じではだめなので、先に触れた永久修理体制の構築・宣言など、どの国産ブランドにも負けないアフターサービスの確立といった取り組みも要検討。
ザシチズンが独立して、時計への愛を語り、永年修理を宣言すれば、コアなファンはつくだろう。
おわりに
機械式腕時計では外国産に魅力的なものがたくさんあるが、国産もがんばっている。
せっかく良い機械式時計をつくる力はあるが、それでけでは駄目。熱心な機械式時計愛好家をはじめ、時計が好きな人の「心」をつかまなければいずれ消えてしまう。
国産高級時計が盛り上がりを見せはじめている今、次の課題はもう目の間にある。がんばれ、国産時計ブランド。