はじめに
腕時計の購入を考えていた友人(40代前半・男)から時計選びの相談を受けていた。
彼から遂にモノを購入したという報告が!
購入したモデルは、、、ロレックス「スカイドゥエラー」!
(購入者着用、腕回り20cm〜、コマ調整なし)
何と正規店で購入とのことだ!本当におめでとう。
ステンレススチールとイエローゴールドのツートン(コンビ)モデル。
ブレスレットはオイスター(3列リンク)、ダイヤルはシャンパンカラー。
ゴージャス。
スカイドゥエラーは「アニュアルカレンダー」という月と日付を表示できるコンプリケーションモデルだ(普通のカレンダー付きモデルは31日が無い月は自分で調整して日付を合わせる。アニュアルカレンダーは30日の月と31日の月を判別表示してくれる)。
上の写真で10時のバーインデックスの外端に赤い四角が見えると思う。これは「10月」を表示している。10月31日が経過すれば、日付は「1日」に切り替わると同時に、その赤い四角は次に11時のバーインデックスの外端に現れる、という優れもの。
また、ホーム・ローカルの二つの時間も表示できる(デュアルタイム。たとえば、海外旅行に行った場合、日本時間=ホーム、現地時間=ローカルで設定すれば、日本の時間も見てすぐ分かる)。
ここまで複雑な機能を備えていながら、シンプルにまとめたダイヤルはお見事だ。
スカイドゥエラーの概要
直径 42 mm
防水性 100 m/330 フィート防水
精度 日差 - 2 ~ + 2 秒(ケーシング後)
パワーリザーブ 約 72 時間
機能 中央に時針、分針、秒針。オフセンターに配した24時間表示。第2タイムゾーン表示。瞬時に変わる年次カレンダー(3時位置)、日付表示の設定の早送り機能。ダイアル周囲の12個の小窓による月表示。秒針停止機能による正確な時刻設定
価格 ¥ 1,959,100(税込)2021年10月24日現在
詳細はロレックス公式ホームページまで ロレックス スカイドゥエラー ウォッチ: イエローロレゾール - オイスタースチール&イエローゴールド - M326933-0009
参考までケース厚は14mm。
購入の決め手は?
彼にスカイドゥエラーの第一印象を聴いたところ、
「実物は写真よりかなり良かった!」
「宝石を目の当たりにしているようだった!」
とのことで、嬉しそうだった。
彼に購入の決め手を聴いた。
①体格がよいため(180cm〜、100kg〜)、42mm径・14mm厚は丁度よい
②ベゼルのギザギザの反射が華やか。18Kゴールドの高級感がある
③すこしスポーティーな雰囲気もある
④アニュアルカレンダーという機能の面白さ
⑤ロレックスブランドの資産価値
何れにせよ、彼にとって初ロレックスであったらしく、とても嬉しそうだった。
フルゴールド(金無垢)も候補だったらしい。とはいえ、今回購入したコンビモデルの方がより幅広いシーンで使えるだろう。
実機をレビュー!
筆者が事前に相談に乗っていたこともあり、彼から「スカイドゥエラーの実物をブログやYouTubeで是非使って欲しい」と申し出を頂戴したので、有難くレビュー動画・記事をアップさせていただく。
まず、開封動画の方はYouTubeをご覧いただき、また、視聴後にはチャンネル登録も忘れずにお願いしたい。
ファーストインプレッション
筆者がスカイドゥエラーの実物を触るのは今回が初めての経験。
外見上はドレッシーなデザインなので、サイズが問題なければビジネスシーンで問題なく使えるだろう。
光を受けて燦然と輝くフルーテッドベゼルと、華やかなシャンパンカラーダイヤルは見ごたえ満点。
アニュアルカレンダーの操作方法は初めて聞いただけでは難解に思われるだろう。そんな難しい機能を難なく他人に説明できたり、いとも簡単に使いこなせたならば「この人賢そう」と相手に思わせることができるかもしれない。
この時計のアピールポイントを一言で表すのは難しいが「知的でカッコいいオジさん」に見せるのに最適な腕時計だといえるのではないか。
着用感
(筆者着用)
42mm径のスカイドゥエラーが手首回り17.5cmの筆者の腕に乗ると、なかなかの存在感がある。
見ての通り、筆者ではこのサイズ感を着けこなすのは少し難しいように思う。
とはいえ、オイスターケースの着け心地は流石だ。手首に沿うようにフィットしてくれる。
操作
スカイドゥエラーの魅力は「アニュアルカレンダー」という複雑機構だ。
ざっくり、このようなシステムになっている。
- まずリューズを引く(ねじこみになっているので反時計周りに回して緩めていく)
- ベゼルを反時計回りに動かす(カチ・カチ・カチと、三段階動くようになっている。動かした段階に応じて、①月と日付の調整、②ローカルタイム(現地時間)の調整、③ホームタイムの調整ができるという優れもの)
- 上記2の各段階ごとでリュウズのみで操作していく
- 調整できたらベゼルを元のゼロ位置に回して戻す
一般にアニュアルカレンダーだと複数の専用ボタンを付けて調整する方法が多い。
これに対して、ベゼルの操作を組み合わせることで、各種調整をリュウズ一つで全てできるようになっているのがスカイドゥエラーの特徴。一度理解すれば意外とシンプルだと分かり、簡単に操作できる。難しいことを分かりやすく形にする。さすが、実用時計の頂点に君臨するロレックス。
おわりに
以上、スカイドゥエラーのレビューをお届けした。
ロレックスのラインナップでは珍しいコンプリケーション搭載。そしてシャンパンカラーのダイヤル、ゴールドのフルーテッドベゼルの輝きが、とにかくまぶしい。様々な角度からスカイドゥエラーを観察してみた動画(YouTube)の方でよくわかるはず。
改めて、ロレックスの時計が実用的かつ高級感もある優れモノであることがよく分かった。
スカイドゥエラーが気になっている人の参考になれば幸いだ。