キャンプでさらっと着けていたら格好良い時計のご紹介です。
私が試着した時計がこれです。
チューダー TUDOR
ペラゴス PELAGOS
1930年創業のブランドです。
ロレックスの創業者が、ロレックスの技術をもっとリーズナブルに人々に供給するためにつくられたブランドです。
そのため、ロレックスのディフュージョンブランドと言われています。
以前はチュードルと呼称されており、一時期は日本に正規代理店も存在していましたが、一旦は撤退しています。
日本においては、かなりマニアックなブランドでした。
しかし、2018年から日本での正規代理店展開が再開されたのを機に、そして、元サッカー選手・イングランド代表のデイヴィッド・ベッカム氏や歌手のレディー・ガガ氏などが公式アンバサダーを務めており、徐々に知名度を上げています。
元々は、ロレックスの外装部品を使用して、中身(ムーブメント)を自社製ではなく量産型にして、ロレックスと比べて安価に販売していました(なお量産型のムーブメントは、頑丈で、汎用性があり、街の時計屋でも修理可能で、コストパフォーマンスにも優れています。)。
さて、チューダーも最近は、独自のコンセプトを出し始め、自社製ムーブメントも作るようになり、ロレックスとは違う路線を進んでいます。
このモデルが搭載しているムーブメントは、キャリバーMT5612というものです。
高級機に搭載される良質な部品(スクリュー調整式可変慣性テンワ、耐磁性シリコン・バランススプリング)を組み込んでおり、また、パワーリザーブ(ゼンマイを完全に巻き上げた状態で放置してどの程度の時間動くか)は約70時間と使い勝手が良くなっています。
また、500m防水にヘリウム排出バルブも備えており、飽和潜水ができます。飽和潜水といってもピンときませんが、スキューバダイビングでガンガン使用しても全く問題ないというレベルです。
ベゼルは、セラミック製で、擦っても傷がつきにくいです。
ケースとブレスレットは、チタン(ステンレススチールより軽くアレルギーもない)でできています。
スペックは申し分なく、気にせずガシガシ使用できるのが良いところです。
価格は約48万円です。
スペックや載せているムーブメントの質からみると良心的な価格です。
青いベゼル・文字盤はマット仕様で、大きさもけっこうありますので、ビジネスシーンには向きませんが、ダイビングはもちろん、川辺でのキャンプでさらっと着けていたら格好良いと思います。