- はじめに
- 第5位 ロレックス コスモグラフ デイトナ リファレンス 126598TBR
- 第4位 ロレックス GMTマスターⅡ リファレンス 126710GRNR
- 第3位 チューダー BLACK BAY 58 18K リファレンスM79018V-0006
- 第2位 ロレックス デイデイト グリーンオンブレダイヤル リファレンス 128238
- 第1位 チューダー BLACK BAY 58 GMT リファレンスM7939G1A0NRU-0001
- おわりに
(すべての時計の画像引用元は、ロレックス公式サイト - スイス ラグジュアリーウォッチ及びチューダー 公式ウェブサイト | 1926年誕生のスイス高級腕時計。以下同じ)
はじめに
本日(2024年4月9日)、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2024にて、ロレックス・チューダーから2024年の新作腕時計が発表されました。
その中から特に気になった五つのモデルをランキング形式で紹介して参ります。
第5位 ロレックス コスモグラフ デイトナ リファレンス 126598TBR
定価 税込17,274,400円(2024年4月9日現在)
ロレックス コスモグラフ デイトナ ウォッチ:18 ct イエローゴールド - m126598tbr-0001
ロレックスの2024年新作としては、誰も予想していなかったのではないかと思われる、デイトナのダイヤモンド入りベゼルモデルが登場。
従来のレギュラーモデルでもアワーマーカーにダイヤモンドが用いられたものがありましたが、今回は18Kゴールド素材のケースに、ベゼルとラグにも贅沢にダイヤモンドを用いたモデルがいくつかリリースされました。
個人的には、イエローゴールド素材×シャンパンダイヤルの組み合わせが好きですが、さらにダイヤモンドでラグジュアリー感満載の上記モデルが素敵だと思いました。
今回はプロフェッショナルモデルにおいても、よりラグジュアリー・高価格帯へラインナップを拡充していく方針が打ち出された印象を受けました。来年以降は他のプロフェッショナルモデルでも同様の展開があるかもしれません。
第4位 ロレックス GMTマスターⅡ リファレンス 126710GRNR
定価 ジュビリーブレスレット:税込1,569,700円(2024年4月9日現在)
ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:オイスタースチール - m126710grnr-0003
「グレー/ブラック」のツートンベゼルについては、2023年にイエローゴールドモデル及びイエローロレゾールモデルでリリースされていたので、SSモデルもそのうち出るだろうとSNSでは早くから予想されていました。
改めて「グレー/ブラック」のツートンベゼルは格好良いですね。よく見るとツートンベゼルというさり気なさが何とも言えません。
文字盤の「GMT-MASTERⅡ」表記が緑文字になっています。ちなみに、GMTマスターⅡの他のSSモデル(赤青、青黒及び緑黒)は全て白文字ですから、本作のダイヤルは少し特別感があります。
定価 オイスターブレスレット:税込154万円(2024年4月9日現在)
ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:オイスタースチール - m126710grnr-0004
オイスターブレスレットも同時リリースとなりました。
116710LNのオーナーとしては、それが再評価されるきっかけになり得るので、嬉しい新作の一つだったのではないでしょうか。
第3位 チューダー BLACK BAY 58 18K リファレンスM79018V-0006
定価 税込4,488,000円(2024年4月9日現在)
チューダー Black Bay 58 18K ウォッチ - m79018v-0006 | チューダー ウォッチ
2021年にレザー/ファブリックストラップがついた18Kイエローゴールドのモデルが先に出ていました。
その時から、ブレスレットの金無垢があれば良いなと思っていましたが、3年の歳月を経てついにリリースされました。
レザーストラップの方は一度実物を拝見したことがありまして、高級感がかなりありました。
本作のブレスレットの方は一層ラグジュアリーな印象なのでしょうね。
本作がマスタークロノメーター仕様ではなかったのが惜しい。
抹茶のようなグリーンは独特で、ロレックスの現行サブマリーナーにグリーンダイヤルはありませんので、ロレックスとの差別化が上手くされていると思います。
第2位 ロレックス デイデイト グリーンオンブレダイヤル リファレンス 128238
定価 税込5,051,200円(2024年4月9日現在)
ロレックス デイデイト 36 ウォッチ:18 ct イエローゴールド - m128238-0118
デイデイトの従前のラインナップでは、アワーマーカーが全てローマ数字になっているものは40mmのみの展開だったと思いますが、今年の新作ではデイデイト36mmにも採用されています。
グリーンオンブレダイヤル(ダイアル中心のカラーが徐々に暗くなり、縁に近づくと漆黒になる)は、従前、ダイヤモンド入りダイヤルのモデルしかなかったと思われますが、ローマ数字のアワーマーカーのものが出ました。
イエローゴールド×フルーテッドベゼル×グリーンオンブレダイヤル×ローマ数字アワーマーカーの組み合わせが、非常に魅力的です!
これはいつかほしい、、、
第1位 チューダー BLACK BAY 58 GMT リファレンスM7939G1A0NRU-0001
定価 税込643,500円(2024年4月9日現在)
チューダー BLACK BAY 58 GMT ウォッチ - m7939g1a0nru-0001 | チューダー ウォッチ
2024年のロレックス・チューダーの新作の中で、個人的に最も注目したのはコチラ。
ブラックベイ58、すなわち39mm径でのGMTです!
チューダーのGMTウォッチとしては、従前から赤青のツートン(黒/白ダイヤルの二展開)、茶黒のツートンが存在していますが、いずれも41mm径です。私自身、ブラックベイGMT赤青のツートンベゼル・黒ダイヤルをかつて所有していましたが、14.6mmの厚みがどうしても私の手首にシックリこず手放しました。
本作のブラックベイ58GMTの厚みは、、、なんと12.8mm!!!
こんなのがあればいいなと思っていたのです。これです。
時計ファンの皆様の中には、2024年の新作で、ロレックスからGMTマスターⅡの「コーク」すなわち赤黒ベゼルが復活するのではないかという事前予想に接した方もおられたかと思います。
残念ながらロレックスではコークが出ませんでしたが、なんとチューダーで出ました。
本作は「ブラック/バーガンディ」のツートンベゼルなので、厳密にはコーク(赤黒)ではありませんが、チューダーのコーポレートカラーであるバーガンディを用いた本作は、非常にチューダーらしい時計といえます。
39mm径でまとまっているので、38mm径時代のロレックスGMTマスターを彷彿させる本作は、非常に魅力的です。
これだけでも十分魅力的なのに、なんと、本作はマスタークロノメーター仕様です!!
マスタークロノメーターはオメガが始めて、チューダーでもいくつかのモデルが採用しているテストであり、認定されれば15,000ガウスの高磁場でも耐えられるスペックがあるということになります。
39mm径×12.8mm厚×「ブラック/バーガンディ」のツートンベゼル×マスタークロノメーターという要素の掛け合い、、、これは文句なしに最高です。
ここに、買います宣言をします(笑)
おわりに
ロレックスの方はここ数年の新作と比較すると、2024年は比較的地味な印象だったというのが率直な感想です。昨年のル・マンのように後出しで何か出てくる可能性もあるでしょうか。デイトナにダイヤが多用されたモデルが出たのと、デイデイトが非常に充実したので、今後も徐々に高価格帯へシフトしていくのでしょう。いずれは超人気モデルは高価格のダイヤ時計を買ってからの案内になるのでしょうか。
ランキングに入りませんでしたが、ロレックスの1908から最上級クラスのモデル(デイデイト及びデイトナ)にしか用いられないアイスブルーダイヤルが出ました。1908をデイデイト及びデイトナと並ぶ最上級モデルと位置付けたことになり、今後ますます楽しみなシリーズとなりました。1908から手巻きクロノグラフなんか出れば、プロフェッショナルモデル一強の流れも変わるでしょう。
そして、2024年新作のベストは、なんと言ってもチューダーブラックベイ58のGMT!
皆様はどのモデルが良かったですか。