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ドレスウオッチとスポーツウオッチ

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時計について書かれたものに、ドレスウオッチ、スポーツウオッチという用語が出てくるとおもいます。

これらが何か、分けることにどういう意味があるのか、考えてみたいとおもいます。

「主に使用する場面」によって「ドレス」か「スポーツ」かのタイプを決める。

時計云々よりもまず大事なのは「身だしなみ」と「おしゃれ」は違うということ。

 

機械式腕時計もファッションの一部を構成します。それで相手を不快にするようなことがあってはなりません。

 

主に使用する場面が

 

  • かっちりしたシーン(かたい仕事)の場合・・・ドレス一択
  • 服装自由な仕事、プライベートの場合・・・スポーツでもOK

 

かたい仕事なのに、ゴテゴテの個性的なスポーツウオッチをしていたら、誰が見てもおかしいです。

 

また時計ショップで店員さんに「これはスーツにも合いますよ」と言われても鵜呑みにしないことです。

 

「ドレス」か「スポーツ」かの見極める要素ですが、たとえば次のように考えられます(ドレス要素 ⇔ スポーツ要素)。

 

  • ケース素材・・・貴金属 ⇔ SS、チタン、セラミック
  • ベゼル素材・・・貴金属 ⇔ SS、チタン、セラミック
  • ベゼル角数・・・丸 ⇔ 多角形
  • ベゼル文字・・・なし ⇔ あり
  • ベゼル加工、装飾・・・なし、コインエッジ、クルドパリ、フルーテッド ⇔ 刻刻加工、ツートンカラー
  • 針の型・・・ドーフィン、ブレゲ、アルファ ⇔ ベンツ
  • 時字の種類・・・バー、ローマ数字 ⇔ アラビア数字
  • 時字の大きさ・・・小、細 ⇔ 大、太
  • ケース径・・・40mm以下 ⇔ 以上
  • ケース厚・・・薄 ⇔ 厚
  • リュウズガード・・・なし ⇔ あり
  • ベルト・・・革、幅狭数連ブレス ⇔ 幅広ブレス、ラバー、ナイロン
  • 夜光性・・・なし ⇔ あり

 

「ドレス」と「スポーツ」の中間的なものも増えていますが、メジャーなブランドで間違いないく「ドレス」タイプと言えるのはこんなところです。

 

(「ドレス」×「シンプル」の例)

 

「ドレス」または「スポーツ」が決まったら、後は趣味趣向。

ここでは外観において「シンプル」な感じか、「コンプレックス」(複雑)な感じか、という観点で選びましょう。

 

かっちりした場面では「シンプル」がおすすめではありますが、事情により「シンプル」寄りの「コンプレックス」でも許容されるでしょう。

 

悩んだらシンプル・イズ・ベスト。

 

機械式時計もファッションの一部になっている昨今では「流行り」がどうしてもありますし、自分の趣味趣向も年齢を重ねるごとに変化していくものです。

 

シンプルということは、無駄をそぎ落とした結果。デザインが物の機能に逆らわない普遍性を帯びてきます(機能美)。

 

したがって流行遅れになったり飽きたりする可能性がかなり低い。

 

「シンプル」か「コンプレックス」かの見極めですが、ここは「数」に着目してください。

 

着目すべき項目ですが、

 

  • 表示機構の数・・・2、3個以上になると複雑といってよい
  • 針の数・・・4、5本以上になると複雑といってよい
  • 装飾ジュエリーの数・・・多いほど複雑といってよい
  • 色の数・・・3色以上になると複雑といってよい

 

などが挙げられます。

 

表示機構というのは、たとえば「日付」「曜日」「クロノグラフ」「パワーリザーブ」「ムーンフェイズ」「スケルトン(=見えるムーブメント)」などと考えてください。

 

たとえば、代表的な機能の一つ「クロノグラフ」を例に取れば、一般に多いのは二つ目または三つ目のモデルです。

 

二つ目のクロノグラフウオッチでは、少なくともインダイヤルは二つあり、その場合、基本的に針は①時針、②分針、③秒針、④クロノグラフ針、⑤積算針の五つあるので、「コンプレックス」と考えておいた方が無難でしょう。

 

たとえば、IWCの人気ラインナップであるポルトギーゼは筆者の考えでは「コンプレックス」の部類になります。

 

ポルトギーゼ・クロノグラフ

 

まとめ

ご自分の感覚で機械式時計を選んでいただいたら良いのです。

 

その際、

 

「ドレス」か「スポーツ」か

 

「シンプル」か「コンプレックス」か

 

という基準を念頭に置いて選別していけば整理の一助になると思います。

 


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