角型時計のスポーツウオッチのご紹介です。
私が試着した時計がこれです。
タグ・ホイヤー TAG Heuer
モナコ MONACO
キャリバー12
Ref: CAW2111.FC6183
価格はプライスタグが見えていますが63万2500円(税込)。
タグ・ホイヤーは1860年創業の老舗スイスブランドです。
創業時のブランド名は創業者の名前を冠した「エドワード・ホイヤー・ウオッチ」。
「レーシングクロノの名門」などと呼ばれたりもします。
1985年にサウジアラビアの投資家により設立された「TAGグループ」の資金提供を受け、現行ブランド名になりました。
さて、モナコといえばF1の世界三大レースの一つ「モナコグランプリ」(1929年~)で有名です。
高級リゾート市街地を走り回るあれです。
「栄光のル・マン」というカーアクション映画の主演男優(スティーブ・マックイーン)が着用した時計ということで今でも人気がある「モナコ」。
豆知識としてオリジナルモデルにはケース正面左側にりゅうずがあります。
ケースはSS(ステンレススチール)製、大きさは39mm。
文字盤はモナコの海をイメージした「ブルー」。
「モナコ」は
- 世界初の「自動巻きクロノグラフ」
- 世界初の「スクエア型の防水時計」
とされています。
遡ること1960年代、「クロノグラフ」時計は「手巻き」時計しかなかった頃。
自動巻きのクロノグラフをつくるという話になり、
- ホイヤー(当時)
- ブライトリング
- デュポア・デプラ
- ビューレン
1969年3月、最終的には上記の四社連合で開発に成功。
誕生したのがこの「キャリバー11」。
自動巻きローターが見当たらない?かと思いきや、小型のマイクロローター式になっており、かつ、外からは見えない位置に配置されています。
防水性は「30m」を達成。
(現行モデルは100m防水まで達しています)
スクエア型という時計には珍しい形に、違和感なくむしろ整然と見える文字盤デザイン。
今から50年前にリリースされていますので、さぞ「斬新」だったことでしょう。
今でもスクエア型の時計は相対的には少なく、このジャンルでは今なお有力なモデルであり続けています。
それに50年経っても基本デザインがほとんど変わらず、なお売れているわけで、並み大抵のことではありません。
今年は自動巻きクロノグラフ誕生50周年の節目の年で、時計専門誌ウォッチナビでも大々的に取り上げられていましたね。
角型時計をお探しの方にはおすすめできるモデルの一つです。