機械式腕時計を買おうと探している方に向けて、当店が厳選した機械式腕時計をご紹介します。
今回は、以下の条件で考えます。
- 予算100万円
- シンプル×ドレス
- 「紳士」にふさわしい
L.U.C XP 40 MM、自動巻き、ステンレススティール 168592-3002 - Chopard Swiss Luxury Watches and Jewelry Manufacturer
ショパール Chopard
L.U.C XP
リファレンス番号168592-3002
価格101万円(税抜)
ショパールは、ルイ-ユリス・ショパール(1836~1915年)が1860年に創業したブランドで、懐中時計の製造及び修理を手掛ける工房でした。
ルイ-ユリス・ショパールの製造する時計は「芸術作品」として人気を博し、時のロシア皇帝御用達となりました。
1960年代に入り、戦後の中で衰退しつつあったショパールですが、カール・ショイフレが経営を承継し、見事にショパールは復活を果たしました。
ショパールは現在、ショイフレ一族による家族経営が行われています(家族経営スタイルは珍しい存在です)。
ところで、ショパールといえば、ジュエリーのイメージが強いかもしれません。
Red Carpet 2019 | Chopard Official Website
ショパールは、1998年以降、「カンヌ国際映画祭」のオフィシャルパートナーを務めており、カンヌ国際映画祭の最優秀作品に授与される「パム・ドール」のトロフィーはショパールが製作しています。
Palme d'Or | Chopard Official Website
さて、前置きが長くなりましたが、ご紹介のL.U.C XPは、2019年の新作で、「今を生きるジェントルマン」というコンセプトで作られています。
https://watch-media-online.com/news/2135/
深いブルーのダイヤルに、サテン仕上げ(筋目仕上げ)が施されており、高級感が漂います。
「今を生きるジェントルマン」の解釈は色々あるかと思います。
具体的なファッションで言えば、ご紹介のモデルでいえば、以下のようなアズーロ・エ・マローネ(ノーブルな青と艶やかな茶のコンビネーション)を基調とする、やや崩した感じのファッションに良く合うのではないかと思います。
ネイビースーツの粋な着こなし【2019最新】 - ページ 2
いずれにせよ、ショパールのL.U.C XPは、まさに紳士の魅力を最大限に引き出すイメージです。
https://watch-media-online.com/news/2135/
時計の中身(ムーブメント)は、自社製の「L.U.C 96.53-L」という自動巻きになっています。
ムーブメントの厚さは3.3mm、ケースの厚みもわずか7.2mmとかなり薄く(ケースの厚さで見ればジャガールクルトのマスターウルトラスリムデイトREF. 1238420よりも0.6mmも薄いです)、シャツの袖にもしっかり収まるドレスウオッチです。
自動巻きですが、マイクロローター(上の画像の右側にある半円形の部品)を採用しているので、薄く仕上がっています。
このマイクロローターは、タングステンという超合金でできています。
また、このローターにはコインエッジ様の模様がエングレービングされていて、見た目も美しく仕上がっています。
お馴染みのコート・ド・ジュネーブとペルラージュも美しく仕上がっています。
大きさは40mmと丁度良い感じです。
ケースの素材はステンレススチールです。
ベルトは、ブルーに染色したファブリック製で、秋・冬のシーズンに向けて合わせやすいと思います。
数あるブランドの中から「ショパール」というチョイスはかなり渋いところですが、2019年新作のL.U.C XPは、アズーロ・エ・マローネを踏まえたダンディな服装を好むおしゃれなオトコに一本欲しいモデルです。
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