爽やかブルー文字盤の腕時計のご紹介です。
私が試着した時計がこれです。
オメガ OMEGA
スピードマスター 38 Speedmaster 38
リファレンス 324.30.38.50.03.001
価格は55万円(税抜)
オメガは今年、1969年のアポロ月面着陸から50周年の節目に当たる年で盛り上がっています。
オメガ・ウォッチ: スピードマスターを讃えて | OMEGA®
アポロ計画の際に、宇宙飛行士バズ・オルドリンが、月でオメガのスピードマスターを着用していたという逸話があります。
そこで、オメガは、スピードマスター=「ムーンウオッチ」と位置付けています。
スピードマスター38は、モデル名のとおり、大きさが38mmです。
現在の大きさのトレンドは40~42mmですが、平均的な体格の方には38mmは収まりが良く感じます。
試着したモデルは、爽やかなブルーのダイヤルが特徴です。
Speedmaster 38 Co-Axial Chronograph 38 mm - 324.30.38.50.03.001 | OMEGA®
時計の中身(ムーブメント)は、キャリバーオメガ3330で、自動巻きクロノグラフ(ストップウオッチ機能)、日付表示が備わり、C.O.S.C.(Controle Officiel Suisse des Chronometres スイス公式クロノメーター検定)も取得しています。
ノーマルなオメガのスピードマスターは手巻き式のため、自動巻き機能が付いたこちらのモデルの方が、日常の使い勝手は良いはずです。
また、文字盤のSpeedmasterの表記の下に「Co-axial」という表記があります。
これは、コーアクシャル脱進機(Co-axial escapement)のことで、アンクルの爪石が3個、がんぎ歯が2枚、振り爪が1個という構造で、瞬間的にてんぷを駆動させるため摩耗しにくいという利点があります。
結局コーアクシャルって何やねんという方のために、記事の最後にコーアクシャルの仕組みをかなり分かりやすく解説した動画を貼っておきますのでご覧ください。
コーアクシャルの利点は次のとおりです。
まず一般にオーバーホール(分解・掃除・注油)は3~4年に1回必要ですが、コーアクシャルではその構造上の利点から、オーバーホールが8~10年に1回で済みます。
また、一般的な脱進機と比較して摩耗が少なく壊れにくい構造であることから、トータルで見たときの維持コストが軽く済むメリットがあります。
コーアクシャルはオメガの専売特許で、他のブランドでは採用されていません。
というのも、コーアクシャルの原型を発明したイギリス人博士ジョージ・ダニエルが有名なブランドにコーアクシャル理論の採用を持ち掛けますが、誰にも相手にされず、オメガだけが協力してくれて、努力の結果、量産化に成功したという経緯で、オメガのものになっているのです。
オメガのスピードマスターで、ブルーの爽やかなダイヤル、コーアクシャルも搭載のモデルで価格も55万円(税別)となっており、買って後悔はないでしょう。
OMEGA Co-Axial calibre 9301: How it works