しろくま腕時計紹介店

高級ブランド腕時計の魅力をウオッチコーディネーター(日本時計輸入協会認定)が発信。時計ブランドの哲学や時計のコンセプトを分かりやすく紹介。腕時計選びに特化したブログ。

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ウオッチコーディネーター資格検定(CWC)例題

ウオッチコーディネーター資格検定にはどのような問題が出題されるのか。

 

 

公式HPにある例題を見てみよう。

 

【設問】:次のア〜エの文章のうち、正しいものを一つ選びなさい

 

ア、腕時計のカレンダー操作はりゅうずで行い、その操作はどの時間帯に行なってもよい。


イ、自動巻式の腕時計は、腕に着けてさえいれば、ぜんまいは十分に巻き上げられ、止まることはない。


ウ、ショーケースに並んだクオーツ式腕時計の電池寿命は、公表された期間より実際に使用できる期間は短い。


エ、オーバーホールが必要なのは機械式の時計だけで、電池式の場合はその構造上不要である。

 

正しいものは「ウ」だ。解説しよう。

 

「ア、腕時計のカレンダー操作はりゅうずで行い、その操作はどの時間帯に行なってもよい。」

 前半は正しく、後半は誤りだ。

 

りゅうずというのは通常時計の右側についている突起部分だ。

 

一般的な腕時計においては、これを一段引いて回すとゼンマイが巻き上がる。ゼンマイが解ける力が機械式腕時計の動力となる。

 

更に引いて回すとカレンダー操作ができる。

 

ここで注意点がある。当該腕時計の表示上、午後9時~午前3時の間、カレンダー操作は禁止だ。

 

この時間帯はカレンダー板の歯車と時間表示の歯車が噛み合っているので、無理にりゅうずを引いて回すと歯車が欠けるおそれがあるからだ。

 

ただし、操作禁止時間帯がない腕時計も存在するので要確認だ。

 

「イ、自動巻式の腕時計は、腕に着けてさえいれば、ぜんまいは十分に巻き上げられ、止まることはない。」

誤りだ。

 

自動巻というのは内部に組み込まれたローターという部品が回転することで、ゼンマイを巻き上げる仕組みだ。

 

腕に時計を着けていても、寝ていたり、デスクワークばかりという場合は、自動巻のローターが回転しないので、ゼンマイが巻き上がることはないか、回転が少ないくて十分に巻き上がらない。

 

デスクワークが多い人は、移動時の歩行中に腕をしっかり振って歩こう。

 

「ウ、ショーケースに並んだクオーツ式腕時計の電池寿命は、公表された期間より実際に使用できる期間は短い。」

正しい。

 

製造工場で腕時計に組み込まれる電池はいわゆるモニター用電池だ。

 

モニター用電池で、機能、性能、防水検査等のテストを行い、合格した場合、モニター用電池のままで出荷される。

 

購入者の手元に渡る時点では寿命がその分減っているわけだ。

 

電池式時計を買ってすぐ止まったからといって店にクレームを言ってくる人もいるようだ。恥ずかしいから止めよう。

 

「エ、オーバーホールが必要なのは機械式の時計だけで、電池式の場合はその構造上不要である。」 

誤りだ。

 

そもそもオーバーホールとは腕時計の分解・洗浄・注油だ。

 

製造時に歯車と部品の接触面、軸などに注された油は時間と共に乾いていくので、数年ごとに注油が必要になる。

 

電池式の腕時計といっても色々あるが、少なくとも歯車を使っているもの(アナログクオーツ)は、その部分では機械式腕時計と変わらず、オーバーホールが必要だ。

 

以上はすべて資格検定の公式テキストに書いてある内容だ。

 

理由を理解しながら読んでいけばそれほど難しいものではなかったはずだ。

 


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