はじめに
暖かくなり、半袖の出番が増えてきたこの頃。
ミドル世代のメンズ諸君、夏のファッション・コーディネートに、こだわりはあるか?
変にこだわるのも問題だが、こだわりが何もないというのでは面白くない。
筆者は、自分流のこだわりを確立して、何にも流されることなく、自分のファッションをチョイスしていきたいと考えている。
夏のコーデは青と白で組み立てろ
夏のメンズファッション。これに求められるものは何か。
まず「夏の男」と聞いて何をイメージするだろう?
汗だくの男が頭に浮かばなかっただろうか?
そうだ、、、
残念ながら、夏の男というものは、「汗」「くさそう」というレッテルを貼られた状態にあるということだ。
そこで、ミドル世代のメンズの夏コーデは、このレッテルを剥がすことからはじまる。
だから「清涼感」が夏コーデの第一のキーワードとなる。
清涼感を与える要素で、コーデを組み立てればよいのだ。
清涼感とは、、、?
それは「素材」と「色」から伝わってくる、軽やかで涼しげなイメージである。
素材とは、、、?
たとえば、コーデュロイとかウールみたいなものは、温かくしてくれる素材だ。夏には見た目にも暑苦しい。
綿や麻という素材は、軽いし、肌あたりも通気性もよく、清涼感のある素材だ。
色とは、、、?
たとえば、赤。
太陽とか炎とか熱いものが赤というイメージがある。だから夏コーデからは極力排除したい色である。
それと、黒。
これは重い印象があるので、同じく軽やかさを取り入れるべき夏コーデからは極力排除したい色である。
赤も黒も、アクセントとして少々使うならまだしも、使用面積を大きくしてしまうと、もう暑苦しい。
他方、海とか氷雪は、冷たいもの、青・白というイメージがある。
であれば、青・白は清涼感を出すのにうってつけだ。
これは、薄めの青パンツに白シャツというありふれたコーデだが、清涼感があって良い。
靴の色も、黒よりは白、濃い色よりは薄い色で合わせた方が、より軽さが出る。
これは、濃い青パンツに、白シャツコーデのイメージ。薄い青より引き締まる。
こちらは青シャツに白パンコーデのイメージ。白パンを取り入れる点で、上二つのコーデに比べれば難易度は上がる。
しかしその分、大人の余裕を示すことができるコーデとも言え、ミドル世代なら格好良く着こなせるはず。
大人の夏コーデには「+ラグジュアリー」を
「清涼感」のある服装は軽やかで涼し気であるがゆえに、わるく言えば「淡泊」とも取れる。
それに、冬物の素材と違って、綿や麻などで高級感を出すのは難しいので、わるく言えば「チープ」とも取れる。
淡泊だね、はまだしも、チープだね、と思われるとつらい。
そこで、チープさを消す作業が必要になる。ラグジュアリーを足し算すれば良い。
「+ラグジュアリー」だ。夏コーデの第二のキーワードとなる。
ここはアクセサリーの出番だ。もちろん腕時計に限らない。
だが、とあるネット記事によれば、「男性のネックレスについて」調査した歳、7割の女性が「好きではない」と回答したらしい。
ネックレスの当否はおくとして、いずれにせよ、ファッションに「やり過ぎ感」が出ると、途端にダサくなるのは否めない。
腕時計は?
「うわ、あのオトコ、腕時計着けてる~」と見てくる人は、まあいないだろう。
腕時計は、それくらい男性に馴染んでおり、違和感なくラグジュアリーを足し算できるアイテムなのだ。
+ラグジュアリーにはスポーツウオッチを
夏コーデの「+ラグジュアリー」として、腕時計が良いことは分かった。
しかし、腕時計といっても色々ある。
たとえば、すごいラフな半袖短パンなのに「革ベルトのガチガチのドレスウオッチ」を持ってきたらどうおもう?
「外し」の「外し」みたいな非常に難解なテクニックなのか?
はたまたコーディネートのセンスが疑われるのかは分からない。
夏コーデに合わせる腕時計の最適解は、スポーツウオッチである。
スポーツウオッチでも色々あるので、夏コーデの清涼感を高めるものがあればベストだ。少なくとも、清涼感を減殺するようなものは避けた方が無難だ。
夏コーデに合わせるスポーツウオッチってどんなだよ、というそこのあなたへ。
筆者がおすすめできるものをご紹介しよう。
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ロレックス ヨットマスター ヨットマスター 40 ダークロジウム Ref.126622
ロレックスが「洋上で活躍する海の時計」と銘打っているのがヨットマスターだ。
ヨットで穏やかな海に出て風に当たる。その光景は優雅という表現がぴったりだ。
ベゼルの素材はプラチナであり、かなり高くラグジュアリーに仕上がっている。
ダイヤルは軽い目のグレー。針とヨットマスターの文字には、鮮やかなブルーが使われている。
青白ベースの夏コーデに「+ラグジュアリー」を持ってくるなら、ヨットマスターかなり有力な選択肢になるだろう。
パネライ ルミノール ルミノール マリーナ 42MM Ref.PAM01028
パネライ ルミノール ルミノール マリーナ 42MM - PAM01028 - The Watch Company東京高級時計専門店
パネライはイタリアで生まれ、イタリア海軍で採用されていたブランドだ。
パネライは直径が大きく、ケースが厚い。タフなイメージで、存在感があるのがパネライの特徴だ。
上の写真はパネライのルミノールというモデルで、リューズガードが個性的で良い。
パネライ は、長袖で合わせると、時にシャツと喧嘩になりがちだが、夏コーデには文句なしに最適な一本。
ベル&ロス インストゥルメント Ref.BR05A-BLU-ST/SST
ベル&ロス インストゥルメント インストゥルメントブルーメンズ - BR05A-BLU-ST/SST - The Watch Company東京高級時計専門店
ベル&ロスといえば、この「角型」のインパクトのあるフェイスが特徴。
ベル&ロスにはシャネルが資本を入れていたり、ラルフローレンも気に入って広告中で使用したというエピソードからも、お洒落な層に響いている。
見慣れた丸型ではなく角型をチョイスすることで、腕時計の存在感をさらに示すことができる。
ベル&ロスのBRシリーズはコックピットの計器のようなフェイスであるがゆえにちょっとミリタリー感が出る。
だが、このBR05シリーズは、ケースとブレスレッドが一体化して、「ラグスポ」風に仕上がっているので「+ラグジュアリー」のアイテムにはもってこいだ。
さらにブルーダイヤルを選べば青白ベースの夏コーデとの統一感も出る。
ゼニス クロノマスター Ref.03.2040.4061/69.M2040
ゼニス クロノマスター クロノマスターシルバーメンズ - 03.2040.4061/69.M2040 - The Watch Company東京高級時計専門店
マニュファクチュールとして古くから良い時計を作ってきたゼニス。
ただ、一昔前のゼニスは、ムーブメント(エル・プリメロ等)は良いが、デザインが微妙というブランドだった。
しかし、このモデルに見られる、文字盤の一部をくり抜いて自慢のムーブメントを魅せるデザインが高く評価されファンが増えている。
エル・プリメロとくれば、時計好きで知らない人はいない。
通常、ムーブメントの動きを鑑賞するには、シースルーになっている裏蓋から、つまり腕時計を外した状態でなければ鑑賞することができない。
しかし、このクロノマスターは、文字盤側から、つまり腕時計を着けながらにしてムーブメントの動きを鑑賞することができるのだ。
淡泊になりがちな青白ベースの夏コーデに、メカメカしい腕時計を取り込むことで、メリハリの効いたファッションに仕上がるだろう。
ノモス グラスヒュッテ タンジェント スポーツ ネオマティック 42 デイト
ノモス グラスヒュッテ タンジェント タンジェント白メンズ - 580 - The Watch Company東京高級時計専門店
ロレックスはドヤ感が出るし、パネライみたいなデカいのは要らなくて、ゼニスもメカメカしていてちょっと、、、
もっと控えめな感じが良い、、、そんな人には、ノモスのスポーツウオッチは一見の価値がある。
ノモス はドイツの腕時計。
知らない人の方が多いだろうが、機能美、バウハウス思想に基づくシンプルで洗練されたデザインが特徴で、ミニマリストに好まれている。
ノモス には、以前はドレスウオッチのイメージが強かったが、このようにスポーティなモデルも加わり、選択の幅が広がった。
このスポーツネオマティックは大人しそうに見えて、実は30気圧(300m)防水を備えている。ダイビングに使っても問題ない。
ホワイトのダイヤルに柔らかいブルーの針、優しいオレンジのインデックスが、青白ベースの夏コーデにピッタリだろう。
まとめ
大人の夏のコーデは、清涼感のある素材で、涼し気な色を使った服装に。
スポーツウオッチを合わせて「+ラグジュアリー」に仕上げよう。