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どうしたHUBLOT?!と時計選びのプロが言いたくなった新作

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HUBLOT(ウブロ)というブランドをご存知だろうか。

 

HUBLOT(ウブロ)は一言でいうと「唯一無二のユニークなものをつくる」ことを旨とするブランドだ。

 

HUBLOT(ウブロ)はゴールドのケースにラバーベルトを組み合わせるところからスタートし、立体的なサンドイッチ構造や、特殊なゴールドやセラミックといった新しい素材の開発で、比較的新しいブランドながら一定の存在感を発揮している。

 

ゴテゴテして力強いビッグバンは、型にとらわれず成り上がってきた経営者などに大変人気があるHUBLOT(ウブロ)の看板モデルだ。

 

しかし、今回のHUBLOT(ウブロ)の新作モデルはどうだろう。

 

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ラグジュアリースポーツ。

 

各ブランドがこぞって新作を投入するジャンルだ。

 

ご承知のとおり、このジャンルの先駆者は、ジェラルドジェンタがデザインしたロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)だ。

 

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www.audemarspiguet.com

 

ロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)の特徴は見てのとおり、ケースと一体性を高めたラグとブレスレット、鋭く切り立ったエッジが見事なケース・コマ、大胆な筋目加工とエッジ側面のポリッシュ仕上げの組合せ。

 

ロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)は洗練された大人のスポーツというイメージがぴったり。

 

ロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)発売当初は賛否両論、といっても否定的な意見が多く売れてもいなかったと言われているこのロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)も、徐々に評価を高めていき現在では凄まじい人気を博している。

 

各ブランドもロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)に倣った新作モデルを続々と投入している。

 

ただ、、、筆者には、言いたいことがある。

 

「金太郎飴か」と。

 

ラグジュアリースポーツというジャンルは、ロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)のマネで溢れている。

 

露骨な表現は避けてきたが、今回出てきたHUBLOT(ウブロ)のビッグバンはひどい。

 

断っておくが品質や性能、素材、加工技術は全く問題ない。

 

言いたいのは「唯一無二のユニークなものをつくる」というブランドの気概はどこに行っちゃったの?

 

他のブランドがロイヤルオーク(オーデマ・ピゲ)のマネをやるのは別にいいと思う。

 

しかし、HUBLOT(ウブロ)がこれをやっちゃったらダメなんじゃないの。

 

もっと違う方向でのラグジュアリースポーツウオッチを提案するするくらいの気概がHUBLOT(ウブロ)にはあってもよさそうなのに。

 

思うにこれはHUBLOT(ウブロ)が毎年新作を大量投入する(しなければならない)ことの弊害であり、思考停止だと言われても仕方ないだろう。

 

哲学のないブランドに未来はない。

 


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