はじめに
初めて機械式腕時計を購入する際に悩むポイントの一つが「サイズ」だ。
買う前は検討項目としての順位が低いが、ファッションとの合わせ方や着け心地に直結するため、買ってから日々着けるうえではかなり重要な問題になる。
腕時計の直径は一昔前だったら30mm台前半くらいが主流だったがその後、どのブランドも次第に大型化していった。
現在、メンズ腕時計のサイズ(直径)は40mm程度が主流と思われる。
筆者は
- ドレスウオッチ → 目立たないようシャツの袖に収まっていてほしい
- スポーツウオッチ → インパクトがあってよいのでデカくても良い
と考えている。
オン・オフ両用の場合はその中間くらいがよい。
具体的にどのサイズでどう感じるかは人それぞれかもしれないが、
筆者を含む日本人男性で多い
- 身長170cm前後
- 体重60kg台後半~70kg台後半
くらいの体型を前提に、整理してみよう。
※あくまで筆者が色々と試着してきた感想に過ぎない。
36mm
ドレスウオッチならちょうど良いが、スポーツウオッチだと物足りない。
38~40mm
ドレスウオッチとしても、スポーツウオッチとしてもちょうどよく感じる。
42mm
ドレスウオッチにしてはやや大きく、スポーツウオッチとしてはちょうどよく感じる。
44mm~
ドレスウオッチとしては大きすぎる、スポーツウオッチとしても大きく感じる。
パネライを筆頭にデカ・厚「ブーム」が起きたが、いまはある種一つのカテゴリーとして定着した。
しかし最近では、ジャガールクルトのマスター・ウルトラスリムの2019年新作が従来の40mmを39mmにサイズダウンしてリリースされたことにも表れているように、ドレスウオッチのサイズもコンパクト化(適正化)の傾向にあるように思う。
同じ種類でサイズ違いで販売されているものも少なくない。
買う前には試着して「サイズ(直径)」もしっくりきているか、よく吟味しよう。