一般社団法人日本時計輸入協会が主催する「インポートウオッチ・オブ・ザ・イヤー」。
今年2019年は、
- お客様・ご友人に一番お勧めしたい2019年新作メンズモデル
- お客様・ご友人に一番お勧めしたい2019年新作レディースモデル
- 一番輝いて見えるブランド
の三つのジャンルで、同協会認定の「ウオッチコーディネーター」による選考が行われます。結果発表は11月後半の予定。
さて「一番輝いて見えるブランド」という趣旨で当店が投票したのは
「オーデマ ピゲ」
オーデマ ピゲ
コード 11.59 バイ オーデマ ピゲ・オートマティック
CODE 11.59 by Audemars Piguet Selfwinding
価格は280万円(税抜)
2019年新作です。
「CODE」は、
- 「C」HALLENGE(挑戦)
- 「O」WN(継承)
- 「D」ARE(追求)
- 「E」VOLVE(進化)
の頭文字を取ったものです。
オーデマピゲに加わった新しいラインナップで、2012年から構想・開発をはじめ発表まで約7年かけた力作です。
しかも、いきなりフルラインナップで発表されています。
この新ラインナップのポイントは、
- 過去のオーデマピゲ作品集からエッセンスを抽出して一つの新いデザインに昇華させたこと
- サファイア風防の加工に創意工夫を凝らしたこと
- 隙がなく展開されているラインナップから豊富な選択肢があることかと思われます。
1に関しては、オーデマピゲのプライベートミュージアムで長年ヒストリアンを務めていた人物により行われています。
2については、アーチ加工とドーム加工の組み合わせにより、見る角度によって表情が変わる面白さがあります。
歪んでいるようにも見えますが、「ように」見えるだけで実際は綺麗に仕上がっています。
動画で確認した方がより意味が分かります(3分以降で確認できます)。
SIHH 2019: Audemars Piguet CODE 11.59? That´s my opinion!
新しい試みに対しては特に伝統あるブランドほど批判的な評価を受けがちです。
CODE11.59の評価は今後に委ねられるとしても、CODEのCであるチャレンジ精神が溢れている、オーデマピゲらしい新作であることは確かでしょう。
オーデマピゲは「ロイヤルオーク」の初リリースの際も「何だこれは」という類の批判に晒されていましたが、現在ではラグジュアリースポーツの代表作品となっています。
批判を恐れていては何もできない。
先を見てやりたいことをやろうよ。というメッセージを発信したという意味で、オーデマピゲはいま一番輝いていると思います。