ドイツ最高峰の機械式腕時計ブランドのご紹介です。
私が試着した時計がこれです。
A.ランゲ&ゾーネ A.LANGE&SÖHNE
ランゲ1 LANGE 1
1845年創業のブランドです。
A.ランゲ&ゾーネは、ドイツを代表する高級腕時計ブランドあり、また、世界五大腕時計ブランドの一角を占めます。
さて、文字盤上には、9時位置よりにメインダイアルがあり、1時位置にはアウトサイズデイト、3時位置よりにパワーリザーブ、5時位置にスモールセコンドとあり、全体的にはアシンメトリー(非対称)な構成になっています。
しかし、いずれも個々の構成単位でみればシンメトリー構造になっています。
また、9時位置のメインダイアル・1時位置のアウトサイズデイト・5時位置のスモールセコンドの各中心点を結ぶと、綺麗な二等辺三角形となります。
そして、3時位置のパワーリザーブ針は、1時位置のアウトサイズデイト・5時位置のスモールセコンドの中心点を結ぶ直線状に配置されています。
ランゲ1をデザインしたデザイナーは数学者でもあったことから、緻密に計算された美が表現されています。
裏側です。
ストライプ状の模様は、「コート・ド・ジュネーブ」という装飾です。
向かって左側のプレートが切れているところに、輪っか状の部品(てんぷ)があり、それを左上の方から押さえている部品(てんぷ受け)にも繊細な彫刻が施されています。
これは手彫りで、職人によって個性が出るところらしく、A.ランゲ&ゾーネの人が見れば誰が彫ったか分かるそうです。
プレートは、3/4プレートと言われる方式が採用されています。
裏側の3/4くらいが1枚のプレートで覆われています。
https://img06.shop-pro.jp/PA01133/159/product/88315001_o3.jpg?20150328114753
これは別の時計の裏側ですが、これと見比べると、3/4覆われているという意味が分かりやすいかと思います。
3/4プレート仕様は、グラスヒュッテで作られる腕時計の特徴の一つとされています。
ランゲ1を実際に手に取って見ましたが、とても美しいの一言に尽きます。