シンプルでスポーティなモデルのご紹介です。
私が試着した時計がこれです。
ウブロ HUBLOT
クラシックフュージョン
チタニウム ホワイトシャイニー ブルー
ウブロは、1980年創業と若いですが、異なる素材やアイディアの融合(フュージョン)をコンセプトとした斬新なモデルで、人気が高いブランドです。
これが創業当初に発表されたモデル、クラシックです。
ウブロ/クラシックフュージョン | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]
高級腕時計の金素材にラバーベルトという組合せは、今ではそこかしこで見かけますが、当時としては極めて斬新な試みでした。
ウブロは、「舷窓」つまり船の窓という意味です。
舷窓と言われてもよく分からないかもしれませんが、このような窓です。
(筆者撮影)
初代クラシックのベゼル(文字盤の外の円)は、ビスで留められており、これが舷窓をモチーフにしたという点です。
その後、ウブロは経営が行き詰まりますが、ジャン・クロード・ビバー氏という敏腕経営者が立て直しに入り、ウブロの哲学を的確に分析した結果導き出した「フュージョン」というコンセプトを打ち立て、ビッグバンを発表し、躍進しました。
ビバー氏は現在、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループ時計部門の会長を務めており、その経営哲学の一端は、「間違える勇気」という本で知ることができます。
このモデルは、ウブロの哲学、すなわちFirst(先駆けであること)、Unique(ユニークであること)、Different(唯一無二であること)を体現する初代クラシックに、フュージョンという精神を落とし込んだものです。
ケースはチタンでできているので、スチールだとアレルギーが出る人でも付けられます。
価格は約83万円です。
スポーティでメカ感が強いビッグバンとは趣が異なり、シンプルでスーツスタイルにも合わせられ、使い勝手が良いといえます。