ロレックスは、高級時計というイメージが定着していますが、鑑賞用ではなく実用時計であり、普段使いの利便性や耐久性などを徹底的に追求するブランドです。
私が試着した時計がこれです。
ロレックス
デイトジャスト
シンプルです。
ローマ字の時字や白の文字盤、フルーテッドベゼル(文字盤の周囲がギザギザ加工になっています)で、高級感はかなりあります。
価格は約90万円です。
機械式腕時計は、芸術作品のようなものと、実用時計とがあります。
芸術作品としては、たとえば複雑機構を搭載したものです。
トゥールビヨンというとても複雑機構が高級ブランドでつくと、それだけで数百万、1000万円くらい価格が上がります。
そうなってくると、気軽に着けるには馴染まず、普段使いには向きません。
これに対して、実用時計は、普段使いするためのものです。
ロレックスは、実用性を徹底的に追求するブランドで、その成果として三大発明と言われるものがあります。
- デイトジャスト機構→日付が瞬時に切り替わる
- オイスターケース→金属の塊をくり抜いて作られるケース。牡蠣の殻のように固く閉じ防水性が優れる
- パーペチュアル機構→自動巻の仕組み(手を振る動きでゼンマイを巻き上げる)
これが全て備わっていて、かつ、ロレックスの「顔」といえるモデルが、デイトジャストです。
このブランドの時計は、三大発明以外にもたくさんの創意工夫を凝らして「使うこと」を最大限に考えて作り込まれています。
そして、基本的なデザインは先代モデルを踏襲しつつ、常に最先端の技術を採用して、時計界をリードしています。
一つのことを一貫して追求する精神を重んじる人にはおススメです。